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軽度発達障害

最近の教育界、教育にかかわる心理臨床業界では、最も大きな関心は何かというと、やはりいじめ問題でしょうか。

しかし、ここ数年というスパンでみると、とても関心を集めているのが、軽度発達障害といわれる子どもたちです。

知的な障害や明らかな発達の遅れなどは顕著でないが、発達の偏り(バランスの悪さ)がある子どもたちです。
もう少し平たく言うと、ちょっと変わった子であったり、周囲の期待と実態にギャップが生じやすい子どもたち、といったところでしょうか。

(※子どもだけでなく大人にも関係することなのですが、現状では特に子どもの軽度発達障害に注目が集まっているように思われます)。

軽度発達障害の中でもいくつか分類のようなものがあります。
アスペルガー障害、ADHD(注意欠陥多動性障害)、LD(学習障害)、などが有名です。
これらの名称は聞いたことがある方もいるかもしれません。

アスペルガー障害とは、言葉の能力・発達は良好であるにもかかわらず、対人的なスキルが育ちにくい傾向があります。
つまり、場の空気を読むだとか相手の気持ちを考慮して発言するなどのことが苦手です。
また、比較的独特な感性・趣味・趣向を持っていたり、感覚的な敏感さを持っています。

ADHD(注意欠陥多動性障害)は、とにかく落ち着いてじっとしていることが苦手です。
忘れ物が多かったり、整理整頓などの細かい作業も苦手です。

LD(学習障害)は、全般的な知的な能力は平均または平均以上であるにもかかわらず、読む・見る・書く・話す・計算・推論などどれか特定の分野が極度に苦手です。
つまり、平均・総合すれば知的な能力・成績などは悪くないが、細かく見ていくとそれぞれの能力の間に著しい差がある、ということです。

これらの特徴そのものによる適応の難しさもありますが、二次障害ということも注目を集めています。
たとえば、どうしても落ち着いてじっとしていられないために、先生に怒られやすく結果的に自信を失い、ますます適応が難しくなる、といったことです。

また、一般的にこの分類は絶対的なものではなく、複合的であったりどれとも言えない、という場合が多いです。
ですから、同じ子どもでも、それぞれの医療機関で別々の診断名になることがあったりします。
そのため、これらをスペクトラムとして捉えようという考え方も主流になりつつあります。

この軽度発達障害という視点・研究がもたらしたものは大きいと思いますが、私個人としてはこの視点に対しての関心の高まりには光と影があるようにも思えます。
また次の機会に、それについても書いてみたいと思います。

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