カウンセリング・悩み相談の心in所沢

心理カウンセラーが綴るカウンセリングの小話&日記

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カウンセリングに行くべき人は誰か(1)

カウンセリングというのは、効果や必要性ということがよく語られます。
言葉をかえれば「誰がカウンセリングに行くのか、そして、何をもってして効果とするか」というお話です。

非常に繊細な話なので、ちょっと書きにくいことなのですが、大事なことなので書いてみます。
皆さん「私はカウンセリングに行くべき人なのか」と迷っているならば、ぜひこの記事をお読みください。

効果や必要性というものは、実は二種類の捉え方があり得ます。

・一つは、客観的な視点です。
カウンセリングを利用する人自身についてのことや、その人の変化や経過等を外から見た視点、つまり第三者視点(客観的視点)で見たものです。


・もう一つは、カウンセリングを利用する人側の主観的な視点です。
カウンセリングを利用する方がどう考えるかというその人の主観、そしてその主観でとらえる自分の変化もしくはトータルな意味での満足感(効果)、等です。


この二つがあることに皆さん気付かれてましたか?
二つの視点はごちゃごちゃにされていることが多いと思います。

意見は分かれると思いますが、私は、どちらかというと、この二つ目の視点の方が大事だと思っています。
なぜなら、カウンセリングの予約をする方が本来求めていることは二つ目のそれだからです。

以下、その理由を述べていきます。

まず、効果についてです。
当たり前なのですが、たとえばカウンセラーが利用者に対して「あなたは、もう十分カウンセリングの効果がありましたよ」あるいは「まだ効果が出てないようですね」等のことを言うのは、そもそも変な話なのです。
これは文脈によっては滑稽な言葉に映ると思います。

カウンセラーはそんな結論をくだせる立場ではないのです。
なぜなら、そう言われても利用者が全くそう感じていなければ、意味のない話だからです。

なので、実のところ効果といったところで、利用者それぞれの反応があるという理由で、万人に通用するような定まった基準はないと私は考えます。

また、あくまでプロセスの中でのやりとりとしてカウンセラーから見た変化を語るのであれば、特に問題ではありませんが、カウンセリングの場合、基本的には利用者がどう感じているかに重きがあるものです。

つまり利用者が“自分のために”カウンセリングに通っているのであれば、利用者がどう感じているかが全てになります。

これらは、皆さんは当たり前のことだと思いますでしょうか?
後で述べますが、実は既に当たり前のことではなくなってきています

次に、必要性ということについて。
利用者側の主観に重きがあるとする立場に立てば、他人やカウンセラー側が「あなたは~等色々とおかしいし問題があるから、カウンセリングの必要性がある」という話も実はおかしいということになります。

少し難しくなりますが、ここが「治す・治してもらう」という医療的発想とは異なる部分だと私は思います。

もちろん、カウンセラー側も最終的な利用者の利益を考えて、利用者の社会的適応がどうであるか、等についても考えますし、そのことの心配もあれば、バランスをとろうと試みることもあると思います。

しかし、これらを推し進めていくとどんな世界ができてくるかというと…
カウンセリングに行くべき人は誰か(2)に続きます。

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